計算屋
暮らし更新 2026年4月26日

エアコン 1時間あたりの電気代 計算機

エアコンの電気代は、畳数・冷暖房・運転時間・電力会社のkWh単価で大きく変わります。本ツールでは、省エネ標準モデルの中央値(経産省・各メーカー公表値ベース)を使って、1時間/1日/1ヶ月のおおよその電気代を即時に試算します。お手元のスペック表があれば、消費電力(W)を直接指定してより精緻に計算できます。

計算機

入力

時間

0〜24時間。短時間×多日/長時間×少日のどちらでも可。

円/kWh

既定値は全国平均 31 円/kWh。検針票で確認できる値があれば差し替え可。

夏や冬の連続使用なら30日。短期使用なら少なく。

W

空欄なら畳数プリセットの 650W を使用。古い機種は 1.3〜2倍が目安。

計算結果

1時間あたり

¥20

消費電力 650W 換算

1日あたり

¥161

運転 8時間

1ヶ月あたり

¥4,836

30日換算

参考: つけっぱなし運転(24時間)

¥484/日

出かける時間が短いときは、つけっぱなしの方が立ち上げ電力を節約できる場合があります。

この計算機でわかること

「エアコンって、1時間つけたら何円?」「夏 1ヶ月でどのくらい電気代がかかる?」という疑問に対し、畳数(6畳〜18畳)と冷房・暖房モード、1日の運転時間、kWh単価 を入力するだけで、1時間/1日/1ヶ月/24時間つけっぱなし、の4つの目安を即時に表示します。

スペック表をお持ちの場合は 消費電力(W)を直接指定 できるので、エアコン本体の正確な値で計算したい方にも対応しています。

計算式の根拠

電気代は次の式で求められます(経済産業省・各家電メーカーがカタログで採用している基本式)。

電気代 = 消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電力量料金(円/kWh)

たとえば消費電力 600W のエアコンを、kWh単価 31円のもとで 1時間運転した場合:

600 ÷ 1000 × 1 × 31 = 18.6円

これが本計算機の中核です。月間値は 1日あたりの値 × 運転日数で求めます。

畳数別 消費電力の中央値(採用値)

各メーカーの省エネ標準モデル(おおむね APF 5.0〜6.0 帯)の定格消費電力を集計し、中央値を採用しました。

畳数定格冷房能力冷房 W(中央値)暖房 W(中央値)
6畳2.2 kW500630
8畳2.5 kW580720
10畳2.8 kW650820
12畳3.6 kW9501,100
14畳4.0 kW1,2001,400
18畳5.6 kW1,9002,300

※ あくまで定格運転時の値であり、実際は外気温と設定温度の差で大きく上下します。立ち上げ直後はカタログ値の 1.5〜2倍まで跳ね上がることがあり、定常運転中は逆に半分以下まで下がります。本計算機の値は「平均的な運転状況での目安」と捉えてください。

kWh単価のデフォルト 31円

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している 「電力料金目安単価 31円/kWh(税込)」 を採用しています。これは家電メーカーがカタログに使う標準値で、全国平均的な水準です。実際の単価は契約プラン・電力会社・使用量帯で変動するため、可能であれば検針票の「kWh単価」を入力してください(東京電力 従量電灯B 第2段階で約36円、関電 従量電灯A 第2段階で約30円、楽天でんき・auでんきで27〜30円帯が目安)。

入力項目の補足

  • 畳数: 部屋の広さに対するエアコンの推奨能力です。実際の畳数より少し大きめの能力を選ぶと、フル運転時間が短くなり結果的に省エネになりやすい傾向があります。
  • 運転モード: 暖房は冷房より消費電力が大きい(同畳数で 1.2〜1.5倍)。寒冷地仕様や霜取り運転の影響でさらに上振れすることもあります。
  • 1日の運転時間: 夏の在宅勤務だと 8〜12時間、夜間のみだと 4〜6時間が目安。0〜24時間まで指定できます。
  • 電気料金単価: 検針票に「電力量料金 ◯◯ 円/kWh」と書かれている数字をそのまま入れてください。
  • 月の運転日数: 夏の連続使用なら 30日、梅雨〜初夏や晩秋なら 10〜20日に減らすと現実的です。
  • 消費電力(W)を直接入力: お手持ちのエアコンのスペックシール(室内機側面か、取扱説明書の「定格仕様」欄)に書かれた W 値を入れると、より精緻に試算できます。

ケース別の例

ケースA: 8畳のリビングで夏の冷房

入力: 8畳・冷房・1日 10時間・31円/kWh・30日 → 消費電力 580W

  • 1時間: 約18円
  • 1日: 約180円
  • 1ヶ月: 約5,394円
  • つけっぱなし24時間: 約432円

8月の電気代でエアコン分が5,000円台なら平均的な範囲です。

ケースB: 10畳の寝室で冬の暖房(夜のみ)

入力: 10畳・暖房・1日 8時間・31円/kWh・30日 → 消費電力 820W

  • 1時間: 約25円
  • 1日: 約203円
  • 1ヶ月: 約6,098円

寝室の暖房だけで月6,000円なので、リビングと合わせると冬は1万円超に達します。

ケースC: 14畳のLDKで夏のつけっぱなし

入力: 14畳・冷房・1日 24時間・31円/kWh・30日 → 消費電力 1,200W

  • 1時間: 約37円
  • 1日: 約893円
  • 1ヶ月: 約26,784円

「夏は出かけるときも切らない」運用は、月3万円近くに到達します。設定温度を 1〜2℃ 緩めるだけで月数千円の節約になります。

よくある誤解・注意点

  • 「カタログ値が常に正しい」とは限らない: 立ち上げ直後の数十分はカタログ値の 1.5〜2倍まで上がります。定常運転中は逆に下がるので、平均すると本計算機の値に近づきます。
  • 「つけっぱなしの方が常に安い」は嘘: 1時間以上の外出ならオフの方が安いケースが大半です。30分以内・部屋の断熱が悪い・室外気温が極端に高い、という条件のときだけ「つけっぱなし有利」になりやすい、と覚えておくのが現実的です。
  • 古い機種は別格: 10年以上前のエアコンは APF が 3 前後で、本計算機の値の 1.3〜2倍 になります。スペック表(W)を直接入力するのが安全です。
  • kWh単価の上昇に追従して: 電力市場の影響で単価は年に数回見直されます。検針票で確認するクセをつけると、シーズン前の見積もり精度が上がります。

節電したいときの優先順位

  1. 設定温度を 1℃ 緩める: 冷房は 28℃、暖房は 20℃ が目安。1℃ で 10% 前後の節電効果。
  2. フィルター掃除を 2週に1回: 効率が 3〜5% 改善。
  3. 室外機の周囲を片付ける: 直射日光・荷物・草木で熱交換効率が落ちる。
  4. サーキュレーター併用: 冷気・暖気を循環させ、設定温度を緩めても体感が変わらない。
  5. 古い機種は買い替えを検討: 10年前のエアコンを 2025年モデルに替えると、年間 1.5〜2万円の電気代が浮くことがあります。

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参考にしたデータ

注意事項

  • 本計算機の値は「定格運転時の中央値ベースの概算」であり、実機の挙動・外気温・断熱性能・サイズ感・運転モードのきめ細かさで実額は数十%変動します。
  • 寒冷地仕様(北海道・東北の積雪地域向け)のエアコンは、霜取り運転中の追加電力で本計算より 10〜20% 高くなる傾向があります。
  • 全国平均よりも単価の高い契約プラン(東京電力・北陸電力・北海道電力 等)では、検針票の単価で再計算することを推奨します。

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント