計算屋
暮らし更新 2026年4月28日

ガチャ廃課金 計算機 — 期待金額・天井使用率・95%上振れまで確率モデルで試算

ソシャゲ・ガチャの排出率・天井連数・1回あたり単価から、目当てキャラを引くまでの期待金額を確率分布ベースで試算。中央値(50%が引ける回数)・95%上振れ(不運な5%が使う金額)・天井到達率まで網羅し、「期待値1/p」の単純計算で見落としがちな上振れリスクを可視化。原神・ウマ娘・FGO等の典型ゲームにも対応します。

計算機

入力

%

0なら単発×10で計算

天井がない場合は0

完凸など複数狙う場合

計算結果

期待金額(理論平均)

¥15,000

期待回数 100 / 1連実効単価 ¥150

確率分布で見る金額

幸運な5%(早く出る人)
6回 / ¥900
中央値(半数の人がここまで)
69回 / ¥10,350
不運な5%(ここまで使う人)
299回 / ¥44,850

天井システム

天井までの連数
200連
天井までの金額
¥30,000
天井使用率(出ない確率)
13.4%

補足メモ

  • 天井200連・3万円は重い。これを払える月予算でない場合は見送りが賢明。
  • 10連は単発比6%お得(割引込み)。10連回せる予算なら10連のほうが効率的。
  • ガチャ消費者庁ガイドライン:18歳以下は月1万円・1回5,000円の自主制限が業界標準。
  • 「もう一回引けば」と思った時点で立ち止まりを。サンクコスト効果で課金が止まらなくなる典型パターン。
  • 課金履歴は各プラットフォーム(App Store・Google Play・Steam)で月単位で確認可能。月1回の振り返りを習慣化。

※ 幾何分布に基づく確率モデル。複凸(同じ目当て複数)は近似計算。「期待値1/p」だけでなく、95%上振れ(不運層)と天井金額を予算の基準にすることを強く推奨します。

この計算機で何がわかるか

「目当てのキャラを引くのに、いくら使う覚悟が必要?」「天井までに出ない確率は?」「期待値1/pだけ知ってればOK?」を、排出率・天井連数・10連価格 から確率分布ベースで試算できる計算機です。

ガチャは典型的な 幾何分布(geometric distribution) に従います。期待値は1/pですが、実際に引く人の確率分布は非対称に偏っている ため、半数の人は中央値以下で引ける一方、不運な5%は期待値の3倍近く使うことになります。本計算機は 中央値・期待値・95%上振れ・天井到達率 を一気に出して、安易な「期待値1/p」計算では見えない上振れリスクを可視化します。

計算ロジックの根拠

確率モデル:幾何分布

1回ガチャを引いて目当てが出る確率を p とすると、n 回引いて 少なくとも1個 目当てが出る確率は:

P(n回以内に出る) = 1 - (1 - p)^n

ここから:

統計量計算式意味
期待回数1 / p無限試行の平均
中央値log(0.5) / log(1-p)50%の人がここまでに引ける
95%上振れlog(0.05) / log(1-p)不運な5%はここまで使う
5%下振れlog(0.95) / log(1-p)幸運な5%はここで引ける
天井使用率(1-p)^天井連数天井まで出ない確率

主要ゲームの確率(消費者庁2017以降の表記義務)

ゲーム排出率天井1連単価期待回数天井金額
原神(星5PU)0.6%90連で半確定約400円167回約36,000円
ウマ娘(星3)0.75%200連150円134回30,000円
FGO(星5)1.0%なし*1160円100回交換330連
モンスト(超獣神祭)4.0%あり約450円25回約30,000円
パズドラ(フェス限)1.5%あり約500円67回約30,000円

*1: FGOの天井は330連で1体交換(聖晶石換算約53,000円)

上振れリスクの直感

排出率1%・期待回数100回の例:

状況確率
100回までに出る約63%
200回までに出る約87%
300回までに出る約95%
500回までに出る約99%

100回で出ない人が37%もいる のがガチャの本質。「期待値分用意すれば足りる」は半分の人にしか当てはまりません。

入力項目の補足

  • 排出確率:%表記(ピックアップ確率を入れるのが正しい)。星5全体ではなく、目当ての1キャラの確率を入れること。
  • 単発価格:1連あたりの石換算価格。原神 約400円、FGO 160円、ウマ娘 150円が標準。
  • 10連価格:割引込みの10連価格。0だと単発×10で計算。
  • 天井連数:天井システムがない場合は0。原神90、ウマ娘200。
  • 天井確定:天井で目当てが100%確定するか、半確定(50%)か。原神は半確定、ウマ娘は確定。
  • 目当ての個数:「凸(complete)」「重ね」が必要なゲームで複数狙う場合。原神武器の完凸は5凸(5個必要)、ウマ娘の完凸は5凸(同キャラ5体)。

ケース別の例

ケース1:原神 星5キャラPU 1体狙い(標準ケース)

  • 排出率0.6%・90連半天井(外れたら次は確定)・10連3,840円
  • 期待回数:1/0.006 ≒ 167回(約64,000円
  • 中央値:116回(約44,500円
  • 95%上振れ:499回(約191,500円
  • 天井到達率:(0.994)^90 ≒ 58% ← 半数以上が天井に届く
  • 半天井で外れて次の天井で確定までいくと最大180連 → 約69,000円

ケース2:ウマ娘 星3キャラ1体狙い

  • 排出率0.75%・200連天井・1連150円
  • 期待回数:134回(約20,100円
  • 中央値:92回(約13,800円
  • 95%上振れ:399回 → 天井で頭打ち
  • 天井到達率:(0.9925)^200 ≒ 22% ← 5人に1人は天井
  • 天井30,000円を予算と考えるのが現実的

ケース3:FGO 星5サーヴァント1体狙い(天井なし)

  • 排出率1%・天井なし・1連160円
  • 期待回数:100回(約16,000円
  • 中央値:69回(約11,000円
  • 95%上振れ:299回(約47,800円
  • 天井がないため不運層は青天井のリスク。330連(53,000円)で1体交換可能なので 53,000円が実質天井

ケース4:原神 星5武器の完凸(5凸)

  • 排出率0.7%・80連天井・1武器あたり期待回数 ≒ 143回
  • 完凸 = 5個 → 期待回数 ≒ 715回・期待金額 約27万円
  • 95%上振れ:1,000連超 → 40万円コース
  • 完凸の費用対効果は冷静に評価を

よくある誤解・注意点

  • 「期待値1/p」だけ覚えてもダメ:中央値より平均が大きいのがガチャの特徴(指数分布的な歪み)。期待値は不運層に引っ張られるため、「期待値分用意して足りなかった」という事故が頻発します。本計算機の95%上振れ列を予算の基準にすべき。
  • 「もう何回引いた、そろそろ来る」は錯覚(ギャンブラーの誤謬):ガチャは独立試行で、過去の試行は次の確率に影響しません。99回外して100回目の確率も依然1%。「沼」に入っても確率は変わらない
  • 天井は「ある」と「ない」で大違い:天井ありは予算が決まる安心感がある一方、天井なしは青天井で青ざめるリスク。天井なしゲームは月予算の物理的上限を必須
  • 複凸(同じキャラを複数)は指数的に高くなる:1個目は期待値1/p、2個目までは2/p、3個目までは3/p…ではなく、複数引く確率はクーポンコレクター問題に近く、現実には1個目より2個目の方が時間がかかります。本計算機は近似のため、複凸推計はやや楽観的に出る点にご注意。
  • 「無償石でガチャ」は本当に無料?:ログボや配布の石でも、それは時間コスト(プレイ時間)と引き換え。有料換算で月3万円分の石を集めるのに月100時間プレイ といった事態は珍しくありません。
  • 依存症リスク:成人でも月10万円超のガチャ課金が3ヶ月続くなら、ギャンブル依存症の可能性。厚労省 e-ヘルスネットの依存症情報を参考に。専門医・精神保健福祉センター(無料)への相談を躊躇しないで。
  • 未成年は法律でも保護対象:18歳未満の高額課金は親権者の取消権で返金可能なケースあり。各プラットフォームに相談を。

関連計算機

参考資料

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント