ペアローン比較 計算機 — 連帯債務・単独ローンとの純コスト差を可視化
物件価格・頭金・夫婦の年収を入れると、ペアローン / 連帯債務 / 単独ローンの3シナリオを並列計算。月々返済・諸費用・住宅ローン控除13年累計・純コストを比較し、最も得な選択を金額で示します。2024-2025年入居の控除制度に対応。
計算機
入力
諸費用は含めない総額。
自己資金の投入額。
1〜50年。長くするほど月々負担減・利息増。
変動0.5% / フラット35は1.8%程度。
0円ならペアローン非推奨。
中古は控除10年・限度低めに切替
計算結果
推奨:連帯債務
¥47,863,045
3シナリオ比較
月々 ¥116,813 / 諸費用 ¥2,190,000 / 控除 ¥3,328,414
月々 ¥116,813 / 諸費用 ¥2,130,000 / 控除 ¥3,328,415
月々 ¥116,813 / 諸費用 ¥2,130,000 / 控除 ¥3,271,392
推奨シナリオの内訳
- 借入総額
- ¥45,000,000
- 月々返済(合計)
- ¥116,813
- 総返済額
- ¥49,061,460
- うち利息
- ¥4,061,460
- 諸費用合計
- ¥2,130,000
- 住宅ローン控除累計
- -¥3,328,415
- 純コスト
- ¥47,863,045
補足メモ
- ・団信加入はペアローン2口・連帯債務1口(フラット35はデュエット可)・単独1口。万一のリスクは個別に検討を。
- ・実際の事務手数料・保証料は金融機関で大きく異なります。本計算は一般的な変動金利商品想定。
※ 元利均等返済・標準的な事務手数料2.2%/保証料2.0%/登記0.4%/印紙6万円で試算。実際の費用は金融機関・商品で変動します。
この計算機で何がわかるか
「ペアローンと連帯債務、結局どっちが得?」「単独ローンと比べて諸費用は何万円増える?」「住宅ローン控除でどれくらい取り戻せる?」を 物件価格・頭金・夫婦の年収を入れるだけ で同条件で比較できる計算機です。
純コスト(総返済 + 諸費用 - 控除)が最小のシナリオを 推奨 として提示し、3パターンの月々返済・諸費用・控除累計を並べて表示します。
計算ロジックの根拠
元利均等返済の標準計算式
月々返済 = 借入額 × (月利 × (1 + 月利)^返済月数) / ((1 + 月利)^返済月数 - 1)
月利 = 年利 ÷ 12、返済月数 = 返済年数 × 12。
住宅ローン控除(2024-2025年入居)
| 物件タイプ | 新築の借入限度 | 中古の借入限度 |
|---|---|---|
| 認定住宅(長期優良・低炭素) | 5,000万円 | 3,000万円 |
| ZEH水準 | 4,500万円 | 3,000万円 |
| 省エネ基準 | 4,000万円 | 3,000万円 |
| 一般住宅 | 3,000万円 | 2,000万円 |
控除率は 年末借入残高 × 0.7%、控除期間は 新築13年・中古10年。
諸費用(1契約あたり)
| 項目 | 標準値 |
|---|---|
| 事務手数料 | 借入額 × 2.2% |
| 保証料(一括前払い) | 借入額 × 2.0% |
| 印紙税・契約書 | 6万円 |
| 抵当権設定登記 | 借入額 × 0.4% |
借入4,500万円の場合、1契約あたり約212万円。ペアローンは2口分で約424万円、単独・連帯債務は約212万円。
シナリオ別の控除計算
ペアローン:年収比で借入を按分。各自の借入残高×0.7%を独立して計算。各自の借入額に対して個別に限度額を適用。
連帯債務:1本の借入。控除は年収比の持分按分で各自に振り分け、各自の持分残高に限度額を適用。
単独ローン:主債務者のみ控除。
ペアローンの按分(年収比)
主債務者(夫想定)借入 = 借入総額 × (主年収 / 合算年収)
ペア側(妻想定)借入 = 借入総額 × (ペア年収 / 合算年収)
例:借入4,500万円、夫600万・妻400万 → 夫2,700万・妻1,800万。
入力項目の補足
- 物件価格:購入予定の物件総額(諸費用込みではない)。
- 頭金:自己資金の投入額。
- 返済年数:1〜50年。長くするほど月々負担減・利息増。
- 金利:変動金利の代表値0.5%・固定(フラット35)1.8%程度。
- 夫の年収・妻の年収:源泉徴収票の支払金額(額面)。
- 物件タイプ:省エネ等級によって控除限度が変わる。物件のZEH・省エネ認定書で確認。
- 中古物件:控除期間10年・限度低めに自動切替。
ケース別の例
ケース1:物件5,000万・頭金500万・夫600万妻400万・35年0.5%・省エネ住宅
- 借入:4,500万円
- 月々返済:約11.7万円(3シナリオ共通)
- 控除累計(13年):
- ペアローン:約340万円(夫204万 + 妻136万)
- 連帯債務:約340万円
- 単独:約240万円
- 諸費用:
- ペアローン:約42万円多い
- 連帯債務 / 単独:基準
- 純コスト最小は連帯債務 or ペアローン:単独より50〜100万円有利
ケース2:物件3,500万・頭金200万・夫500万妻200万・35年0.5%・一般住宅
- 借入:3,300万円
- 妻側借入が940万円程度。控除限度3,000万円に余裕 で活用しきれず
- 純コスト差:ペアローン vs 単独で30〜50万円程度
- 諸費用差40万円 を考えると単独 + 妻が連帯保証が現実的
ケース3:物件8,000万・頭金1,000万・夫800万妻700万・35年0.5%・認定住宅
- 借入:7,000万円
- ペアローンで夫3,733万・妻3,267万に按分
- 控除限度5,000万まで使えるので両方が控除を使い切る
- ペアローン控除累計:約540万円(単独だと約350万円)
- 純コスト差:ペアローンが約140万円有利(諸費用増加40万円を相殺してなお優位)
ケース4:単独ローン推奨ケース(妻年収100万円・パート)
- 妻の控除を使い切れず、ペアローンの旨味なし
- 諸費用2倍負担が純コスト差を逆転
- 単独ローンが最も合理的
よくある誤解・注意点
- 「ペアローンなら借りられる額が増える」は半分正解:合算年収で審査するので確かに借入限度は増えます。が、ペア側の収入が産休・育休・退職で激減した場合、返済が苦しくなる リスクが大。"借りられる額"と"返せる額"は別物として、世帯の長期安定収入を基準 に判断してください。
- 諸費用の見落とし:ペアローンは事務手数料・保証料・登記費用が2口分。借入5,000万なら 諸費用差は約45万円。13年の控除メリットがこれを上回るか必ず計算を。
- 団信のカバー範囲:ペアローンは各自の借入分しか団信でカバーされません。夫が亡くなった場合、妻の借入は残る ため、配偶者側の生命保険・収入保障保険を別途検討。フラット35のデュエット型なら片方の死亡で残債ゼロ。
- 離婚時の家の処分が複雑:ペアローンは契約解消が原則できないため、離婚しても2人で住宅を保有 or 売却して残債清算 の二択。財産分与で家を片方に渡したくても、ローンの名義変更・借換えが必要で実務的に困難。
- 共有持分の登記と控除の整合:連帯債務で控除を持分按分するには、登記の所有権持分も同じ比率にする必要があります。借入比率と登記持分が異なると贈与税課税 の可能性。司法書士・税理士に相談を。
- 金利は変動 vs 固定の選択も同時に:本計算機は金利を固定値で計算しますが、実際は変動金利(0.3〜0.6%)と固定金利(フラット35:1.7〜2.0%)の選択が大きく純コストを左右します。借入5,000万円・35年で金利1%差は総返済額で約1,000万円 の差になります。
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