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住宅・お金更新 2026年4月27日

FIRE 計算機 — 4%ルールで何歳に経済的自立できるか

FIRE(経済的自立・早期リタイア)に必要な資産と達成までの年数を、4%ルール(Trinity Study)に基づいて月単位の複利シミュレーションで算出。年間生活費・現在の資産・月の積立・期待利回りを入れるだけで、完全FIREとサイドFIREの両方の必要資産が出ます。Lean / Standard / Fat FIRE の判定、年別の資産推移まで一気に確認できます。

計算機

入力

円/月
%

全世界株インデックスの実質期待リターンは4〜5%が目安。

円/年

月の支出 × 12。リタイア後の現実的な生活費で。

%

Trinity Study 標準は4%。保守的に3〜3.5%で見直すと安全。

円/月

0でも可。副業や趣味収入で生活費を賄う想定。

計算結果

完全 FIRE

¥90,000,000

36.1年後(66.1歳)に達成

FIRE タイプ判定

Standard FIRE(標準・月20〜50万円)

資産推移(5年刻み)

0年後
30歳)
¥3,000,000
5年後
35歳)
¥8,966,908
10年後
40歳)
¥16,252,482
15年後
45歳)
¥25,148,143
20年後
50歳)
¥36,009,716
25年後
55歳)
¥49,271,659
30年後
60歳)
¥65,464,446
35年後
65歳)
¥85,235,784
40年後
70歳)
¥109,376,520

※ 取り崩し期のシークエンスリスク(最初に暴落が来ると枯渇確率が上がる)、公的年金、医療費、インフレは織り込まれていません。 最終判断は独立系FP(IFA)への相談を推奨。

この計算機でわかること

FIRE(Financial Independence, Retire Early — 経済的自立・早期リタイア)に必要な資産と、達成までの年数を月単位の複利シミュレーションで算出します。

  1. 完全 FIRE 必要資産 — 年間生活費 ÷ 取り崩し率
  2. サイド FIRE 必要資産 — 副収入で生活費の一部を賄った場合の削減版
  3. 達成年齢と達成までの年数 — 現在の積立ペースで何歳に到達できるか
  4. 年別の資産推移 — 5年刻みで資産がどう増えていくか
  5. FIRE タイプ判定 — Lean / Standard / Fat のどこに位置するか

「自分は本当に FIRE できるのか?」を、感覚ではなく具体的な数字で確認できます。

計算式の根拠

1. 必要資産(4%ルール / Trinity Study)

必要資産 = 年間生活費 ÷ 取り崩し率

例: 年間生活費360万円・取り崩し率4% → 必要資産9,000万円。

これは William P. Bengen が1994年論文「Determining Withdrawal Rates Using Historical Data」で提唱し、1998年の Trinity Study が再検証した 「資産の4%を毎年取り崩せば30年間枯渇しない確率が95%以上」 という経験則に基づきます。日本の場合、為替リスクとインフレを考慮して 3.5〜4%が現実的な保守ライン

2. 達成シミュレーション(月次複利)

毎月の更新: 資産 = 資産 × (1 + 月利) + 月の積立額
月利 = 年利 / 12

これを最大50年(600ヶ月)回し、必要資産を超えた最初の月を達成タイミングとして記録します。年利4%は実質期待リターン(インフレ後)の保守値で、全世界株式インデックスの過去30年実績7〜9%から物価上昇2%・為替変動3%を引いた水準です。

3. サイド FIRE の必要資産削減

副収入が月10万円あれば年間120万円を運用で賄う必要がなくなり、必要資産は120万円 ÷ 4% = 3,000万円減らせます

サイドFIRE 必要資産 = (年間生活費 - 副収入×12) ÷ 取り崩し率

副収入が大きくなるほど、リタイアまでのハードルは劇的に下がります。

4. FIRE タイプ判定

米国コミュニティ(r/financialindependence)の定義を日本の生活水準に調整:

タイプ年間生活費月額換算想定ライフスタイル
Lean FIRE240万円未満月20万円未満地方移住・節約型
Standard FIRE240〜600万円月20〜50万円都市部標準・趣味あり
Fat FIRE600万円超月50万円超都心・余裕志向・旅行多

ケース別の例

ケース1:30歳・新NISA満額・年4%・月20万円生活

  • 現在資産 300万円、月の積立 8万円、期待利回り4%、年間生活費360万円(月30万円)

→ 必要資産9,000万円、達成は約30〜33年後(60〜63歳)。フルタイムは続けつつ60歳でアーリーリタイアという現実的なライン。

ケース2:35歳・高所得・FIRE加速

  • 現在資産1,500万円、月の積立 25万円、期待利回り5%、年間生活費480万円(月40万円)

→ 必要資産1.2億円、達成は約20年後(55歳前後)。高給与+高い貯蓄率なら50代前半 FIRE が射程に入ります。

ケース3:40歳・サイドFIRE 戦略

  • 現在資産2,000万円、月の積立 12万円、期待利回り4%、年間生活費360万円、副収入月10万円

→ 完全FIRE必要資産9,000万円・達成約25年後 vs サイドFIRE必要資産6,000万円・達成約17年後(57歳)。副業を続ける覚悟があれば10年早くリタイアできる構図がよく見えます。

よくある誤解・注意点

「4%ルール」は永遠に資産が減らないという意味ではない

4%ルールは「30年間枯渇しない確率が95%以上」というだけで、資産が無限に増え続ける保証はありません。30年経つと元本が大きく目減りするケースもあり、長寿(90歳以上)想定なら3〜3.5%まで下げる方が安全です。

シークエンス・オブ・リターンリスク

リタイア直後の数年で大きな暴落(例: -30%)が来ると、4%取り崩しでも枯渇確率が一気に40%超に跳ね上がります。本計算機は期間平均の年利4% を前提とするため、このリスクは織り込まれていません。リタイア初年度は支出を絞る・キャッシュバッファを2年分持つ等の対策が必須。

公的年金・退職金の織り込み

本計算機は年金・退職金を織り込んでいないため、結果は 保守的(必要資産が大きめ) に出ます。65歳以降の年金が月15万円見込めるなら、その分は実質的な「副収入」として扱えます。ただし将来の年金水準は不確実なので、計算上は織り込まない方が安全です。

インフレと為替

本計算機の年利4%は実質期待リターン(インフレ後)の保守値です。名目リターン7%・インフレ2%・為替変動1%という前提で4%を採用していますが、長期インフレが3%超に上振れする場合は実質リターンが落ち、必要資産も増えます。

健康保険・税金

リタイア後は会社の健康保険から国民健康保険に切り替わり、月3〜5万円の保険料が発生します。住民税も年30〜50万円程度かかります。本計算機の「年間生活費」にはこれらを含めて入力してください。

関連計算機

参考にしたデータ

  • William P. Bengen (1994) "Determining Withdrawal Rates Using Historical Data", Journal of Financial Planning — 4%ルールの原典
  • Cooley / Hubbard / Walz (1998) "Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable", Trinity University — 4%ルールの再検証(Trinity Study)
  • 金融庁「資産形成の手引き」 — 長期積立分散投資の前提
  • 投資信託協会「投資信託統計」 — 全世界株式インデックスの参考リターン
  • 厚生労働省「公的年金財政検証」 — 年金なし前提の保守設計の根拠
  • MSCI ACWI 過去30年平均リターン約8%(名目) — 期待利回り4%の算定根拠(インフレ・為替変動を控除)

免責事項

本計算機は数学モデルに基づくシミュレーションであり、特定の金融商品や投資戦略を推奨するものではありません。実際のリタイア判断には、独立系FP(IFA)・税理士への相談を強く推奨します。投資は元本割れリスクを伴います。過去のリターンは将来のリターンを保証しません。

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント