本文へスキップ
計算屋
子育て更新 2026年5月7日

親への仕送り 計算機|介護・生活費の家計診断

別居の親に毎月いくら仕送りすべきか――。総務省「家計調査年報」、厚労省「国民生活基礎調査」、国税庁No.1180「扶養控除」を元に、親世帯の月支出と年金収入の差額・兄弟による按分・自分の手取りに対する負担率・扶養控除の節税効果まで一気通貫で試算する家計診断計算機です。「平均6万円」では分からない、自分の家計に合った持続可能な金額を可視化します。

計算機

入力

円/月

社保・税引後の振込額

円/月

単身14-16万、夫婦23-26万が目安

円/月

老齢年金・遺族年金の手取り

扶養控除の節税効果計算用

計算結果

あなたの月仕送り目安(兄弟均等按分)

¥35,000

年額 ¥420,000 / 手取り負担率 10%

家計診断

親世帯の月不足額
¥70,000
兄弟1人あたり按分
¥35,000
健全な仕送り上限(手取り20%)
¥70,000
負担率
10%

補足メモ

  • 兄弟2人での均等按分を表示しています。実際の分担は収入・距離・関係性で調整してください。

※ 厚労省「国民生活基礎調査」、総務省「家計調査年報」、国税庁No.1180「扶養控除」を元にした標準モデル。実際の扶養控除額・節税効果は所得・家族構成で変動します。具体的な金額決定は親子・兄弟間で話し合って決めるのが目安です。

この計算機で何がわかるか

別居の親(特に高齢者)への仕送り額を、親世帯の月支出と年金収入の差額・兄弟人数の按分・自分の手取りに対する負担率・扶養控除の節税効果 から逆算する家計診断計算機です。

「親への仕送り平均は月6万円」という記事は数多くありますが、その6万円があなたの家計にとって持続可能か は誰も教えてくれません。本機では総務省「家計調査年報」、厚労省「国民生活基礎調査」、国税庁No.1180「扶養控除」を元に、現実の親世帯の家計から逆算した自分の月負担額節税後の実質年負担 を表示します。

計算式の根拠

親世帯の標準的な月支出(総務省「家計調査年報」)

世帯類型月平均支出
高齢者単身無職世帯約14〜16万円
高齢夫婦無職世帯約23〜26万円
老人ホーム入居(介護付き有料)月15〜30万円
在宅介護中(要介護2-3)月18〜25万円

親世帯の標準的な年金収入

世帯類型月年金収入
厚生年金単身(標準的男性、40年加入)約14〜16万円
厚生年金単身(標準的女性、35年加入)約10〜13万円
国民年金のみ単身約6.5万円
厚生年金夫婦(夫+妻基礎)約22〜24万円

仕送り計算式

親世帯の月不足 = 親月支出 - 親月収入
1人あたり按分 = 月不足 ÷ 兄弟人数
自分の負担率 = 月仕送り ÷ 自分の手取り月額
健全性目安 = 自分の手取り × 20%

扶養控除の節税効果(国税庁 No.1180)

「常に生活費を送金(仕送り)」「親の合計所得金額48万円以下=公的年金のみなら年158万円以下」「親が他の人の扶養親族でない」を満たせば 税法上の扶養親族 に。

区分所得税控除住民税控除
一般扶養親族(親16歳以上70歳未満)38万円33万円
老人扶養親族(70歳以上)別居48万円38万円
老人扶養親族 同居老親58万円45万円

節税効果(年) ≈ 所得税控除 × 限界税率 + 住民税控除 × 10%

例:年収550万円・別居の親を扶養 → 48万 × 20% + 38万 × 10% = 約13.4万円/年 の節税目安

入力項目の補足

  • 自分の月手取り:給与振込額(社保・税引後)。賞与は12分割せず月額のみで判定。
  • 親世帯の月支出:家計調査年報の世帯類型を参考に、家賃・食費・医療・光熱費の合計目安。
  • 親の月収入:年金(老齢・遺族・障害)の合算月額。年金以外の収入があれば加算。
  • 兄弟人数:均等按分する人数。実際は収入差・距離・関係性で調整します。
  • 親の生活状況:扶養控除の判定(同居老親かどうか)に影響。
  • 扶養控除:年末調整で扶養親族として申告しているかどうか。
  • 自分の年収(額面):限界税率の推定に使用。

ケース別の例

ケース1:年収550万会社員・別居の母(70代単身)・兄弟2人

  • 自分の手取り月35万、母の月支出16万、母の年金月10万
  • 月不足:6万円、按分:3万円
  • 負担率:3万 ÷ 35万 = 約8.6%(健全範囲内)
  • 母を扶養に → 節税年約13.4万円 → 実質年負担:36万 - 13.4万 = 約22.6万円

ケース2:年収400万・実家両親(高齢夫婦)・兄弟3人

  • 自分の手取り月25万、両親の月支出24万、年金月18万
  • 月不足:6万円、按分:2万円
  • 負担率:8%(健全)、年負担24万円
  • 両親とも扶養控除:所得制限(年金158万)超のため不可ケース多し

ケース3:年収700万・母老人ホーム入居・兄弟2人

  • 自分の手取り月45万、施設月額22万、母の年金月13万
  • 月不足:9万円、按分:4.5万円/月
  • 負担率:10%(健全)、年54万円
  • 老人ホーム入居でも別居老人扶養 → 節税約13.4万円 → 実質年負担 約40.6万円

ケース4:年収450万・母在宅介護(要介護3・同居)・1人っ子

  • 自分の手取り月28万、母の月支出(介護込み)22万、母の年金月12万
  • 月不足:10万円、自分1人で全額負担
  • 負担率:10万 ÷ 28万 = 約35.7% → 警告(20%超)
  • 同居老親扶養 → 節税年約16万円 → 実質年負担 約104万円
  • 兄弟ゼロ+負担率35%超 → 介護休業給付・自治体介護手当・本人資産取り崩しの併用検討の目安

よくある誤解・注意点

  • 「平均6万円なら6万円送るべき」は誤り:仕送り額は 親世帯の不足額 から決めるもので、世間の平均は無関係。親が年金で賄えていれば月1〜2万円の臨時送金で十分なケースも多い。
  • 「兄弟均等が公平」とは限らない:収入差・近居者の介護労力・配偶者の理解度で実情は大きく異なる。書面化(覚書)して年1回見直し が目安。「金は出さないが介護を担当する」分担も成立。
  • 「扶養に入れると親の負担が増える」は誤解:税法上の扶養に入れても 親の年金額・健康保険料は変わらない(健康保険の被扶養者とは別概念)。健康保険の扶養(被扶養者)は親の年金収入180万未満等の別基準。
  • 「仕送り月10万円で扶養になる」は一概に言えない:扶養親族の判定基準は「常に生活費を送金していること」と「親の合計所得金額48万円以下」。仕送り額の最低基準はないが、税務署対応上は 送金履歴(振込記録)の保存 が目安。同居の親なら送金実績不要。
  • 「親の資産も活用すべき」:仕送りで自分の老後資金が枯渇する前に、親の 預貯金取り崩し・自宅売却・リバースモーゲージ・不動産担保ローン の活用検討を。子の生活が破綻すると共倒れになるリスク。
  • 「介護費は仕送りに含めるべきか」:医療費・介護費は 医療費控除の対象(生計を一にする親族分も合算可)。仕送りとは別建てで管理し、確定申告で還付を受けるのが目安。
  • YMYL注意:本計算機は家計診断の目安であり、特定の仕送り額を推奨するものではありません。家庭ごとの事情(親の介護必要度・関係性・遺産分割の予定等)で大きく変動します。具体的判断はFP・税理士・行政書士等の専門家への相談を。

関連計算機

参考資料

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント

公開: 2026年5月7日 / 更新: 2026年5月7日

本計算機は公開統計を参照した参考値を提示するものであり、個別の状況によって実額は変動します。